【ダイビングの楽しみ方3選】ダイビングの楽しさは、非日常感・生物観察・地形景観です
ども、淳です。ダイビングの魅力を見失ったダイバーと一歩踏み出せない方へダイビングを楽しむ方法をシェアしていく記事です。
- ダイビングライセンス講習が終わって目標を見失った
- ダイビングを続けられるか不安で一歩踏み出せない
- ダイビングに興味はあるけれど具体的に何が楽しいか知りたい
そんな悩みはないでしょうか。
ダイビングはライセンスを取って終わりではありません。ファンダイビングを続けてこそ本当の楽しさがわかります。なんとなくでも興味を持ったのに楽しみ方が整理できずに躊躇していてはとてももったいないです。
私は、伊豆のダイビングポイントを中心に、約9年間で500本以上のダイビングを経験してきました。でもまだ飽きずに数ヶ所のダイビングポイントに通い続けています。
ダイビングを長く楽しむ秘訣であるファインダイビングの非日常感をお伝えします。
最後まで読んでいただければ、ダイビングライセンス講習後に目的を失ってしまうことはなくなります。すでにダイビングの楽しみ方を見失って足が遠のいてしまっている方もぜひダイビングの世界に戻ってきてください。
ダイビングの楽しみ方は次の3つに分類できます。
- 水中の世界で非日常感を楽しむ
- 自分たちとは違う生態系の生物観察を楽しむ
- 普段は見ることのできない地形景観を楽しむ
ダイビング中の思い出を撮影して、仲間と共有するとさらに楽しくモチベーション維持につながります。
通常生活では味わえない非日常感を楽しむ
- 水中で長く過ごす非日常感を楽しむ
- 水中で得られる浮遊感を楽しむ
- ストレス解消になる
ダイビングは水中で呼吸をしながら潜っていることができます。だいたい40分から長いと1時間に及ぶ長い時間、水中に潜っています。シュノーケルや素潜りとは比較にならないです。長く水中にることで全く違う生態系の世界を目線を合わせて覗き見ることができるということです。水中生物を探したり、一緒に泳いだりすることができます。
浮力調整をすることで、着底せず、どこにもつかまらず、水中で浮遊感を体験できます。この状態を中性浮力が取れた状態と呼びます。この状態では水深を深くしたり浅くしたりできます。普段の生活では前後左右だけですが、ダイビングでは上下の移動可能になります。
中性浮力をとれることで次のような楽しみ方ができます。
- 宇宙空間さながらの無重力状態に近い感覚を体験
- 空を飛んでいるような感覚で海の中層を泳ぐ
- 潮流に身を任せて移動していく面白さ
無重力状態に近いのでNASAでパイロットの船外訓練にも取り入れられています。
水中での浮遊感・無重力状態で癒されることに魅了される人は多いです。日常生活の疲れやストレスを癒すには、余計なことは考えずに空を飛んでいるかのような浮遊感を感じながらリラックスするとよいです。ダイビング前後の波打ち際の海の音も心が癒されます。
浮遊感を楽しめると良いのは、四季で移ろう海中の状況をありのまま受け入れられるということです。海の中にも四季があり、春は濁りがあったり生物情報が少ない季節もあります。海の変化はそのまま受け入れてダイビングするだけでいつでも変わらない浮遊感は味わうことができます。
日常生活では出会わない生物観察を楽しむ
- 様々な生き物との出会いは一期一会
- 生物観察の楽しみ方は、小さい生物、魚の群れ、大型生物の3種類
ダイビングの出会いは一期一会
ダイビングで出会う生き物とは一期一会です。
- 波高、うねり、潮流、水温、透明度、風向き、天気などの自然要素
- 目的の生き物に対する捕食生物の活動状況
- 他にダイビングしているグループとのタイミング
- それぞれ活動が活発な季節、水温や時間帯
様々な要素が重なって生き物は見ることができます。何回も同じダイビングポイントに行っても毎回違う表情、結果になります。毎回同じ状態で出会える動物園と出会えないかもしれないし、どこで出会えるかもわからないサバンナのサファリツアーのような違いです。
生物観察の楽しみ方は3種類
- 小さな生物を観察する
- 魚の群れを観察する
- 大型生物の観察する
小さな生物の観察を楽しむダイバーをマクロ派と呼んだりします。魚の群れや大物生物を楽しむのはワイド派と呼びます。マクロ派になる生物は大きさが決まっているわけではありません。小さな生物だと数mmで大きいと20〜30cmです。この大きさでも4〜5匹集まっているとマクロではなく群れと呼ばれることが多いです。
マクロ派の生物は、観賞用として飼われている生物もいます。
例えば、ウミウシ・カエルアンコウ・ハナタツ・ハゼ・クダゴンベ・カクレエビ・ダンゴウオなど
群れを楽しむ生物もいろいろな種類があります。
- カラフルでキレイな魚
- 小さくて特に数がたくさん集まる魚
- 食用にもなっている魚
10匹程度集まってる群れもあれば、数千数万の魚が集まる場所もあります。群れの大きさから順番に、〇〇の群れ、〇〇玉、〇〇トルネードと呼ばれることがあります。ダイビングポイントで、「ユウゼン玉」「バラクーダトルネード」など見どころとして紹介されていたりします。
例えば、カラフルな魚は、ハナダイ・ハナゴイ・スズメダイ・チョウチョウウオなど。特に数がたくさんになる魚は、イシモチ・テンジクダイなど。食卓にも上がる魚は、イサキ・イワシ・キビナゴなど。
大型生物はダイビングをしない方にも馴染みのある生物が多いです。水族館見れる生物が多いからです。でも、ダイビングで出会う確率は低いものも多く、出会いを狙って行っても会えないこともあります。いつかは出会いたい憧れの対象です。
例えば、ウミガメ・ジンベイザメ・マンタ・サメ・イルカ・カンパチなど
名前を聞いたことある生物はいましたか。生物に興味を持つと、見る楽しみ、探す楽しみ、集める楽しみが生まれてきます。
日常生活では見れない地形景観を楽しむ
- 海の中の絶景を楽しむ
- ダイビングでしか行けない冒険を楽しむ
ダイビングを始めれば海の中での絶景に感動します。多くの自然が残った美しい海がダイビングポイントになっていることが多いです。普段行く市街地から近い海水浴場の水中とは違う景観が広がっています。近くの海でもこんなにキレイだったんだと感動を覚えるはずです。
伊豆半島のダイビングポイントでも、
- キレイなサンゴ礁
- カラフルなソフトコーラル
- 大きなウミウチワ
- 緑豊かな海藻の森
- 白い砂浜
が海の中を彩っています。
ダイビングで楽しめる冒険は、洞窟やアーチや特徴的な地形を見に行くこと、沈船を見に行くことです。
日本は火山列島でもあります。かつての噴火で流れ込んだ溶岩の影響でできた洞窟やアーチ上の地形、巨石が折り重なった洞窟の中を通り探検することができます。暗闇の洞窟に降り注ぐ光は美しいです。東伊豆のダイビングポイントでは、柱状節理という特殊な地形も見れます。
沈船を見に行くのも歴史ロマンや冒険心をくすぐられます。ダイビングで行ける環境にある沈船は人気のダイビングポイントになっています。いまでは、魚礁となりたくさんの生物やサンゴやソフトコーラルが付き美しい姿を見ることができます。
日常生活ではできない思い出を残しておく方法
- 水中写真で撮り残す
- 動画を撮影して残す
これまで見てきた通りダイビングにはたくさんの楽しみ方があります。スマホが普及して写真や動画が日常的になり、ミラーレス一眼の流行りでさらに撮影が身近になっています。自分が体験してきた海の中を撮影して誰か大切な人と共有したいと思うのは自然な流れです。
- 無重力に近い状態で浮遊感を楽しんでる姿
- 見てきた生物のキレイさや珍しさ
- 洞窟探検のドキドキ感
- 沈船を見に行ったワクワク感
を撮影しないのはとてももったいないです。
水中撮影を楽しむ方法は、写真と動画です。
写真撮影に特化したダイバーをフォト派と呼びます。最初はコンパクトデジタルカメラで十分キレイな写真撮影ができます。水中撮影ではストロボやライトなどライティングが大切です。私も長い間コンパクトデジタルカメラとストロボ1灯で写真撮影を楽しんでいます。こだわりが出てくるとミラーレス一眼や一眼レフにステップアップすることになります。
ウェラブルカメラやアクションカメラが普及してきたことで、動画撮影をするダイバーは増えています。ウェラブルカメラは手軽ですがマクロ派には不向きです。生物が小さすぎてきちんと映像に収められないからです。デジタルカメラの動画機能も良くなっているので、小さな生物はデジタルカメラのズームを使って撮影することもできます。
ダイビングの楽しみ方を知った後におすすめのこと
- ライセンスをステップアップする
- いろいろなダイビングポイントに行く
ダイビングの楽しみを知った後におすすめするのは、ダイビングでできることを増やすことです。
ライセンスのステップアップ講習を受けると楽しみの幅を広げられます。初級のダイビングライセンスでは、水深18mまでのダイビングに限定されています。18mで十分に深いように最初は思いますが、ダイビングに慣れると行動範囲が限定されていることを実感すると思います。
より広い範囲の海で非日常感を体験するには、できることや水深を広げる必要があります。アドバンスダイバーコースにステップアップすることをおすすめします。ダイビング講習の中で、コンパスナビゲーションなどの経験を積むことと、水深30mまでダイビングできるようになります。
水深30mが可能であれば、見たい生物や地形をライセンス条件で諦めることを少なくできます。
いろいろなダイビングポイントに行くこともおすすめします。同じダイビングポイントでも毎回違った出会いと経験がありますが、ダイビングポイントが変わるとさらに違った楽しみ方ができます。
伊豆半島の西側と東側、関東と関西などダイビングポイントにより見られる生物も違うし、サンゴなど景観も異なります。洞窟のあるところ、沈船があるところ様々です。色々なダイビングポイントに出かけて色々な海を体験すると自分なりの楽しみ方が見えてきます。
まとめ:浮遊感、生物観察、地形景観を楽しもう
- 水中で長く過ごす非日常感を楽しむ
- 水中で得られる浮遊感を楽しむ
- ストレス解消になる
- 様々な生き物との出会いは一期一会
- 生物観察の楽しみ方は、小さい生物、魚の群れ、大型生物の3種類
- 海の中の絶景を楽しむ
- ダイビングでしか行けない冒険を楽しむ
初めは浮遊感に癒されながら魚の群れを眺めて楽しむことがおすすめです。ダイビングを続けてダイビング技術がついてくると、できることが増え楽しみ方も変化してきます。
- 水中写真で撮り残す
- 動画を撮影して残す
撮影機材も扱い易くなっているので、非日常体験の思い出を撮影することも検討してみてください。
- ライセンスをステップアップする
- いろいろなダイビングポイントに行く
アドバンススクーバダイバーへのランクアップして、水深30mまで活動範囲を拡大してみてください。ダイビングの経験本数を増やして経験を積めば出来ることが増えるので大切です。
ダイビングの楽しさを3つに分けてご紹介しました。どれもダイビングを楽しむ方法のうちのひとつです。どれかひとつを突き詰めるのも良いですが、組み合わせたりダイビングポイントにより変えたりすると楽しみ方は無限大です。色々チャレンジしてみてください。
では。また、どこかの海で。