【2023年1月版】伊豆のダイビング体験記:ダイビングスポットの海況レポート


ども、淳です。2023年1月の伊豆のダイビングポイントの情報をシェアしていく記事です。
新年を迎えてダイビング潜り始めに行ってきました。下旬は都心でも降雪予報があるなど陸上は寒く、水温も17℃まで下がってきています。もう、ウエットスーツのダイバーが珍しいです。
海水がとても澄んでいる時期で、西伊豆・大瀬崎でも透明度20mになる日も珍しくありません。冬の透明度を楽しむ、ワイド視点でのダイビングには最適です。
- 1月も2日間で4ダイビングでした
- ダイビングポイントは、大瀬崎に2度訪れました
- 通い慣れた大瀬崎で、初めてのボートダイビングをしました
- ホカケハナダイを初めて見れました
1月のダイビング実績

- ダイビング本数は4本
- ダイビング日数は2日間
- 月間潜水時間は、174分(2時間54分)
今月も2日間だけ、ダイビングに行きました。冬本番で、水温も下がり、ダイビングの計画が少なくなっています。毎月ダイビングは継続できました。
今月もロクハン(6.5ミリのウエットスーツ)でダイビングしました。体の芯まで冷えてしまいます。修理中のドライスーツが待ち遠しいです。
- 大瀬崎(西伊豆)x 2日
今月は風向きや波の影響で伊豆海洋公園の予定が変更になり、2日間とも大瀬崎へ都市型ダイビングショップのツアーで訪問しました。
大瀬崎は昔からダイビングが盛んですが、メインはビーチエントリーです。そのような大瀬崎でボートダイビングしました。何度も訪れていますが、ボートダイビングは初めての体験です。ボートダイビングする人が少ないためか、海の中はソフトコーラルも元気でとてもきれいなポイントでした。
珍しい種類のホカケハナダイを、先端のダイビングポイントで見れました。婚姻色の個体もいて、キンギョハナダイの大きな群れと混ざり泳いでいて美しかったです。
伊豆オリジナルの魅力が盛りだくさんのおすすめダイビングポット解説はこちら

- ファンダイビング 552本
- ガイドダイビング 2本
1月は2日間ファンダイビングを楽しみました。冬季でダイビングツアーのゲストが少ない時期ですが、チャンスがあればいつでもガイドする準備は整えてます。
訪れたダイビングポイント
大瀬崎(1日目)
- 1ボート、1ビーチダイビング
- ポイント名は、ホトケ岩(ボート)と湾内
- 天気は雨、気温は15℃
- 海況は、ホトケ岩は波高くうねりありで緩やかな流れもあり、湾内は波や流れなし
- 水温は18℃
- 透明度は、ホトケ岩が10〜15m、湾内も10〜15m
- 最大水深は、1本目24.8mと2本目25.8m

ポイント名になっているホトケ岩ととなりの岩の水路です。両側にソフトコーラルが生い茂っています。天気が悪く暗いため写真が粗く、青かぶりがひどく色があまりでませんでした。ホトケ岩の水底近くなので、水深25m付近です。

エントリーした場所からホトケ岩に向かうガイドロープ沿いもソフトコーラルが豊かでした。写真は1mはあろうかというウミウチワです。水深15mぐらいだとまだ光が届いていました。
ボートポイントへは、湾内の向かって右側にある桟橋からダイビング器材を背負った状態で出航します。湾内を横切り、先端をぐるっと周り進んでいきます。外海のポイントも超えて、お隣のダイビングポイントの井田方面に進んだ岬の前に、ホトケ岩のポイントはありました。
1本目の海峡は少し大変でしたので、2本目は湾内で定番を見て回りました。

湾内の沖側にいるミジンベニハゼです。引っ込み思案な様子で、これ以上ビンの外側に来てくれませんでした。ちょっと内側から様子を伺っている姿も可愛らしいです。

ミジンベニハゼの少し浜辺側にいたのが、小さいコウイカです。水底をふらふらと漂っていました。

極小のカエルアンコウです。どこに映っているか分かりますか。右の貝殻の内側にあるオレンジ色の塊がカエルアンコウです。黒い点が目です。このような大きさの生き物を発見できる方、本当にすごいなと思います。
大瀬崎(2日目)
- 2ビーチダイビング
- ポイント名は、湾内と先端
- 天気は晴れ、気温は10℃
- 海況は、湾内は波や流れなく、先端は緩やかな流れあり
- 水温は17℃
- 透明度は、湾内が15〜20m、先端も15〜20m
- 最大水深は、1本目16mと2本目20m
東伊豆の伊豆海洋公園へ行く予定でしたが、当日の風向き予想などから、大瀬崎へダイビングポイントが変更になりました。おかげでとても珍しい出会いに巡り合いました。

ホカケハナダイのオスが婚姻色になっている写真です。銀色に近い白色でとにかく目立ちます。とても珍しい種類ですが、婚姻色の状態でたくさん泳いでいました。動きが早く大きく撮影が難しかったです。

婚姻色ではないホカケハナダイの体は、他のハナダイと同じく赤っぽい色をしています。先端のキンギョハナダイの大きな群れに混ざり泳いでいました。ホカケハナダイの数も多くってきれいでした。

クリっとした目が愛らしいイシガキフグです。遠目にはハリセンボンかと思いましたが、近くで見るとトゲの長さが違いました。

先端にあるイソギンチャク畑です。昨年からミツボシクロスズメダイygがとても多く、今でもイソギンチャクの隙間にたくさん入り込んで暮らしていました。
天候のトピックス
地点:静岡県稲取 | 2023年1月 | 前年1月 |
---|---|---|
最高気温 | 17.0 | 16.9 |
最低気温 | ▲3.0 | 0.0 |
平均:日最高気温 | 7.5 | 6.6 |
全国的に気温の変動が大きかった
全国的に中旬は暖かい空気に覆われやすかった一方、下旬は強い寒気の影響を受けやすかったため、気温の変動が大きかった。
降水量は北・東日本日本海側、北・東日本太平洋側、沖縄・奄美で少なかった一方、西日本日本海側で多かった
高気圧に覆われやすい時期があったため、月降水量は北・東日本日本海側、北・東日本太平洋側、沖縄・奄美で少なかった。一方、低気圧や前線の影響でまとまった雨となった日があったため、月降水量は西日本日本海側で多かった。
平年差(比)図を見ると
- 平均気温年差は0〜▲1.0℃
- 降水量平年比は20〜40%
- 日照時間平年比は80〜100%
でした。
前年と最高気温は変わらないものの、最低気温が▲3.0℃でした。中旬の東日本は平年比でとても暖かかったです。ただ、下旬の冬型の気圧配置が強まり、強い寒気の影響を受けた時期があり、日本海側を中心に太平洋側の一部でも大雪になり、「寒かった月」という印象が強くなりました。
まとめ:生涯ダイビング本数が554本になりました

- ダイビング本数は4本
- ダイビング日数は2日間
- 月間潜水時間は、174分(2時間54分)
- 大瀬崎(西伊豆)x 2日
- ファンダイビング 552本
- ガイドダイビング 2本
水温が17℃まで低下してきました。ドライスーツが修理中で、今月もロクハンでダイビングしました。2月、3月と水温は下がり続けるので、いよいよ厳しい環境になってきました。でも、寒さを我慢してでも透明度の良いダイビングは楽しいです。
伊豆海洋公園から大瀬崎へダイビングポイントを変更した偶然が幸いして、ホカケハナダイに出会うことができました。元々は名前も知らない生き物でしたが、また見に行きたい、ちゃんと写真に撮りたいと思う生き物になりました。
では、また。どこかの海で。
OLYMPUS TG-6 & 防水ハウジングのレンタルはこちらから