【2022年9月版】伊豆のダイビング体験記:ダイビングスポットの海況レポート

2022年9月、伊豆でのダイビング体験記
atsushi fujii
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  • GoPro11で撮影した伊豆や沖縄でのダイビングのビデオを、Adobe Premiere Proで編集して毎週末更新
  • コンセプトは「臨場感ある動画を見て、実際にダイビングを体験したつもりになってもらう」こと

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淳

ども。淳です。2022年9月のダイビング実績、ダイビングログブックを振り返りです。

夏が過ぎて秋の気配を感じる9月に行ったダイビングポイントの紹介です。

9月は3連休が2回もあり旅行好きやダイビング好きにはありがたい月間でした。

でもたくさんの台風が来てしまいダイビング予定が思い通りに進まない、なんともやるせない気持ちになった9月を振り返っていきます。

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9月のダイビング実績

9月のダイビング実績
  • ダイビング本数は4本
  • ダイビング日数は2日間
  • 月間潜水時間は150分(2時間30分)

今月は3連休が二度もありました。ですが、今月は事前のダイビング計画が少なく2日間だけに終わりました。

その内の1日はダイブマスターコース講習です。

長く受講してきたNAUIダイブマスターコースも無事に全工程が終わりました。

担当のインストラクターから無事にダイブマスター認定をいただきました。

9月のダイビングポイント
  • 富戸(東伊豆)
  • 大瀬崎(西伊豆)

2日間で2カ所のダイビングポイントを訪れました。

メンバー登録している都市型ショップのダイブマスターコース講習で

  • 富戸(東伊豆)

単独行動で現地型ショップを利用したダイビングで

  • 大瀬崎(西伊豆)

という内訳です。

生涯ダイビング本数(2022年9月末)
  • ファンダイビング 536本

9月はダイビング本数4本とちょっと少なかったです。

真夏の賑やかさが過ぎ混雑が緩和した、ダイビングに最適なシーズンなのにちょっと寂しい結果になりました。

来月からはガイドダイビング本数を報告できるように、ガイド修行の取り組みしていきます。

訪れたダイビングポイント紹介

富戸

富戸のダイビングログ
  • ポイント名はヨコイソ沖x2本(期間限定)
  • ボートダイビング
  • 天気は、晴れ、気温30℃
  • 海況は、波少し、うねり少しあり
  • 水温は、26℃と27℃
  • 透明度は、8〜10m
  • 最大水深は、1本目25.7m、2本目24.5m
ダイビングスポットの富戸で見たヨコイソ沖の風景

ポイント名のヨコイソ沖は、通称ピラミッドとも呼ばれています。

毎年9月中旬から冬期間にダイビングに開放されている期間限定のポイントです。

期間限定ポイントの良いところは、

  • ダイビングポイントの回復期間が取れる
  • ソフトコーラルなど生えものも豊か
  • 魚がたくさん住み着いている

があります。

水深24m付近の砂地に突如現れる四角いコンクリートブロックを積み重ねた人工魚礁です。

元々は何もない海底の砂地に潜行ロープで一気に水深24m付近まで潜降します。

潜降ロープは、魚礁に直接繋がっておらず数m離れた水底に繋がっています。

潜降ロープ下から魚礁まではガイドロープがはられています。でも、透視度が良くないと潜降ロープ下から魚礁の視認は難しいです。

ダイビングスポットの富戸で見たタカベとカンパチ

特に今回のポイントのピラミッドでは、潮通りがよくタカベがたくさんいて、タカベを狙うカンパチのアタックが見れました。

潜降ロープにフジツボが何カ所か付いていて、その中に2匹カエルウオが住んでいました。

これはダイビングポイントがオープンしたばかりだったのが幸いしたのかもしれません。

コンクリートブロックにクダゴンベを発見できたのはとても嬉しかったです。

ダイビングスポットの富戸で見たクホホシスズメダイの幼魚

富戸へはダイブマスターコースの講習で訪れました。課題は「ボートダイビングのガイドをする」です。

同コースを受講するバディと1本ずつガイドしました。

インストラクターとバディがゲスト役で何かとミスやトラブルを仕掛けてきます。そのトラブルを解決しながらガイドするので生物に集中できず、普段より疲れるダイビングでした。

ゆっくりとダイビングを堪能できなかったので、ダイビングポイントがオープンしている間にまた訪れたいです。

大瀬崎

大瀬崎のダイビングログ
  • ポイント名は、1本目湾内左側、2本目外海一本松
  • ビーチダイビング
  • 天気は、晴れ、気温26℃
  • 海況は、湾内は風波少し、外海はうねり小、流れ弱あり
  • 水温は、湾内と外海ともに24℃
  • 透明度は、湾内3〜8m 外海8〜10m
  • 最大水深は、1本目20.4m、2本目22.4m
ダイビングスポットの大瀬崎で見たソラスズメダイ

現地型ショップでのファンダイングをしてきました。

ガイドとマンツーマンではなく、それぞれで申し込みしたダイバーお二人と一緒のグループでガイドしていただきました。

このようにひとりでダイビングに行く方も多いので、おひとり様で参加するのに躊躇は不要です。

ひとりでダイビングツアーに参加する方は多いという実態を記事にしました

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湾内のゴロタ上は左側でもまだ透視度3mほどで、中々すっきりとしないです。

ただ砂地に出ると透視度は8mほどで安定していて少し白濁感もあるものの悪くないです。

ダイビングスポットの大瀬崎で見た、オレンジのイロカエルアンコウ

まだ小さいイロカエルアンコウです。

同じ色で同化しています。両手でしっかり踏ん張りながら右手には何かを持っています。

ダイビングスポットの大瀬崎で見たチンアナゴ

チンアナゴもまだ安定してみれています。

ダイバー慣れしてきたのか穴から乗り出して食事している姿を見ることができました。

ダイビングスポットの大瀬崎で見たヒレナガネジリンボウ

ヒレナガネジリンボウです。

巣穴にすぐ引っ込むほど敏感ではないのですが、これ以上出てくることなかったです。

ピンと長いヒレを立てた写真を次は撮りたいですね。

ダイビングスポットの大瀬崎で見たヤリカタギの幼魚

枝サンゴの養殖場所では、たくさんの南方系生物の幼魚が観測できています。

ヤリカタギygは伊豆では珍しい種類です。

外海1本松のポイントでは3種類初めての生物が見れました。

  • メガネスズメダイyg
  • ウミウシカクレエビ ペア
  • スケロウウミタケハゼ

特別感はそこまで高くないですが、有名どころが見れて写真に収められて嬉しい気持ちです。

ダイビングスポットの大瀬崎で見たウミウシカクレエビ

大きなナマコにつく、ウミウシカクレエビのペアです。

背中が白く特徴的な模様の綺麗なエビですね。

ダイビングスポットの大瀬崎で見たスケロウウミタケハゼ

スケロウウミタケハゼです。

透け感のあるボディーが美しいハゼの仲間です。

ちょこちょこと動きが早く写真を撮るのに苦労した個体です。

メガネスズメダイは岩陰から出てこなく、ピントがあった写真を撮ることができなかったです。

ダイビングスポットの大瀬崎で見たアカハチハゼ

アカハチハゼです。南方系の生物であまり多くは見かけないです。

ダイビングスポットの大瀬崎で見たオオウミウマ

少し深い水深のオオウミウマは今月も健在でした。

今月もジャパニーズピグミーシーホースには会うことができませんでした。

9月は、湾内でハンマーヘッドシャークの目撃情報が複数回あります。

何が見れるか分からないポテンシャルを秘めていて楽しいダイビングポイントです。

伊豆ならではの魅力が盛りだくさんのダイビングポット解説はこちら

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伊豆地方の天候トピックス

地点:静岡県稲取2022年9月前年9月
最高気温32.131.0
最低気温17.518.0
平均:日最高気温27.125.5
引用元:気象庁HP 各種データ・資料より

東・西日本では、上旬は前線や湿った空気、台風第11号の影響を受けやすく曇りや雨の日が多かった。中旬の終わりには台風第14号の影響で大雨や大荒れとなったところがあり、下旬の前半は台風第15号の影響で東日本太平洋側を中心に記録的な大雨となったところがあった。沖縄・奄美では、上中旬に台風第11号、台風第12号、台風第14号の影響を受けて曇りや雨の日が多く、大雨や大荒れとなったところがあったため、月降水量はかなり多かった。

平年差(比)図を見ると

  • 平均気温年差は、+1.0〜+2.0℃
  • 降水量平年比は、130〜170%
  • 日照時間平年比は、100〜120%

でした。

9月の天候のトピックスはなんと言っても台風の多さです。1ヶ月間に4つもの台風が集中して発生する大変な天候でした。

3連休も多い月でしたが毎回台風が接近する事態で、せっかくのダイビング計画の変更を余儀なくされた方も多いのではないでしょうか。

その台風の影響で降水量年平均比も高い結果になっています。

9月が荒れ模様の天候のピークで10月は安定した天候の月間になることを願っています。

まとめ:生涯ダイビング本数536本になった

9月のダイビング実績
  • ダイビング本数は4本
  • ダイビング日数は2日間
  • 月間潜水時間は150分(2時間30分)
9月のダイビングポイント
  • 富戸(東伊豆)
  • 大瀬崎(西伊豆)
生涯ダイビング本数(2022年9月末)
  • ファンダイビング 536本

9月のダイビングは2日間だけでした。3連休が2回もあった割には少ない結果です。

ダイブマスターコースの講習開催スケジュールが流動的で、事前のダイビング計画が立てにくかった原因です。

台風が3連休のたびに来るなど、各方面に影響が大きかったですね。

その副産物で台風のうねりに乗り、南方系生物・季節来遊魚もちらほらと観測されてます。

10月の海が楽しみです。

では、また。どこかの海で。

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淳
ダイブマスター/カメラ好き
スキューバダイビング歴10年目の現役ダイバーです。
伊豆半島のダイビングポイントをメインフィールドに、年間50本以上潜っています。
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※当ブログは「JIN:R」を利用しています。
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