【GoPro 11 開封レビュー】ダイビングで使ってみたいとお考えの方へ
こんにちは。GoProで動画撮影も始めた淳です。
- デュアルバッテリーチャージャーのセットには何が含まれているのかな
- メモリカードの種類や容量はどのようなものを買えば良いのだろうか
- GoPro公式ストア限定の日本語の取扱説明書ってどんな内容なのだろう
アクションカメラの代名詞とも言えるGoProですが、美しい動画が撮影できる代償にバッテリーの消費が激しいことが難題です。また、どれぐらいの容量のメモリカードがGoProで撮影するとき最適なのだろうかと迷ってしまいますね。
公式ストアでの購入で付いてくる認定メモリーカードは種類が書かれてなくて、追加で買うべきか難しい判断でした。
私は、伊豆のダイビングポイントを中心に約10年間のダイビングを経験してきました。8年もの間ファンダイビングを経験した後、NAUIダイブマスターを取得した現役ダイバーです。
そこで、ダイビングに使用するために購入したGoPro HERO 11 の開封レビューを記事にまとめました。レビュー内容はダイビングで使用する場合に限定して検証しています。
この記事を読めば、GoPro HERO 11 と付属品の内容やGoPro公式ストアが販売するセット品に含まれるメモリーカードや日本語の取扱説明書のことが写真付きでわかります。最後には、海で使ってみた私の感想もお伝えします。
GoPro公式ストアが販売するHERO 11 のデュアルバッテリーチャージャーセットに興味がある方は、ぜひ最後まで読んでください。
GoPro11のスペックをおさらい
GoPro HERO 11 の新機能と基本スペック
GoPro HERO 11 の機能を簡単におさらいしていきます。
- 手ぶれ補正の向上
- 水平ロック機能を搭載
- バッテリー持ちの向上
アウトドアのアクティビティで撮影する際に、役立つ機能が充実しています。
手ぶれ補正を向上させたHyperSmooth 5.0は、テクノロジー&エンジニアリング エミー賞受賞した技術です。水平ロック機能を使えば、360度回転しても映像は水平を維持できるようになりました。GoProの大きな弱点であるバッテリーの持ちが、Enduro(エンデューロ)バッテリーを標準採用したことで撮影時間が最大38%長くなっています。
- 最高画角 HeyperView(16mm相当)を追加
- イメージセンサーの大型化と色が10bitになった
- 8:7の動画撮影に対応
- 24.7MPの写真を動画から切り出せる
- ナイトモードが楽しい
これまでのsuperviewも広角撮影できましたがその画角がさらに広がりました。魚眼効果もあり、より臨場感がある撮影が可能になりました。イメージセンサー大型化と10bitに変わった影響は、大まかにいうと受け取れる光の量と色の階調が増えたことです。これにより、キレイな映像が撮影しやすくなりました。8:7の縦横比は他にないオリジナルのサイズです。このサイズから1つの動画で様々なSNSで使われる横長の16:9や縦長の9:16などを切り出せるようになりました。
- HERO 9 や HERO 10と外観が同じ
本体のサイズとボタンの位置が旧型のHERO 9 や HERO 10 と同じであることはとてもメリットがあります。なぜなら、すでに発売されているアクセサリーがそのまま使えるからです。
私のように新たに始める人にも、既にアクセサリー類が充実している恩恵はあります。通常は新製品が発売されてから、アクセサリーを販売するメーカーが開発・検証します。そのため、新商品を手にしてもすぐに使えない期間が発生します。特に、ダイビング用のアクセサリーは少し特殊なので、新商品に対応のアクセサリーが発売されない最悪のケースも考えられます。
- アクションカメラと呼ばれる優れた耐久性
- 保護ハウジングを使えば水深60mに対応できる
- 本体が小さくて携帯性に優れていて防水性能も水深10mと高く安心
ダイビングで海の中を撮影する際にGoProが適している理由を、3つピックアップしました。
保護ハウジングは、水中ライトやカメラハウジングのような防水パッキンのグリスアップが不要で、メンテナンス性も優れています。
GoPro HERO 11 基本スペック
サイズ | 幅71.8 X 高さ50.8 X 奥行き33.6 (mm) |
バッテリーとマウントフィンガー込みの重量 | 154 g |
前面ディスプレイサイズ | 1.4インチカラーLCD |
背面ディスプレイサイズ | 2.27インチタッチLCD |
ビデオ解像度 | 5.3K、4K、2K、1080p |
写真解像度 | 27.13 MP |
センサーサイズ | 1/1.9インチCMOS |
防水性能(本体) | 耐水深10m |
手ぶれ補正 | HyperSmooth 5.0 |
レンズ画角 | HyperView(16mm) SuperView(16mm) 広角(16〜34mm) リニア+水平ロック/水平維持(19〜33mm) リニア(19〜33mm) |
GoPro 11 の外観とインターフェイスを確認
iPhone 12と大きさの比較をしました。横幅はほぼ同じで高さは1/3程度の大きさです。
スマートフォンの1/3の大きさと、携帯性がとても優れることがわかります。
電源ボタン兼モード切り替えボタンは、本体の側面にあります。
シャッターボタンは本体の上部にあります。
GoProは、電源とシャッターの2つのボタンのみで撮影できるシンプルな操作性も特徴の1つです。
GoPro は大きさ比較の写真からわかる通り、持ち手がないシンプルなデザインです。そのため、グリップというアクセサリーを別途購入して、フォールディングフィンガーに取り付ける必要があります。
ダイビングで使う場合は、後ほど説明する保護ハウジングに同じ機能の部分がありますのでこちらは使わないです。
前面と背面に、カラー液晶ディスプレイを採用しています。背面はタッチセンサーになっています。解像度や画角の変更など細かな設定は、背面ディスプレイを操作してできます。
Enduroバッテリーとmicro SDカードは、側面のドアの中に挿入する場所があります。同じ場所にUSD-Cケーブルのポートがあり、バッテリーを挿入した状態での充電ができます。
GoPro公式ストア/デュアルバッテリーセットの内容紹介
私が楽天市場のGoPro公式ストアから購入した商品は、「【GoPro公式限定】ゴープロ HERO11 Black デュアルバッテリーチャージャー + Enduroバッテリー2個 + SDカード + サイドドア(充電口付)」というものです。
ネット通販に特有の商品名の長さなので内容を整理すると、
- GoPro HERO 11 Black
- デュアルバッテリーチャージャー(標準でEnduroバッテリー2個付き)
- micro SD カード
- 充電口付きサイドドア
のセット商品です。
注文から届くまでは、2日間ととっても早い納期でした。
GoPro 11をどこで買うのが一番お得に買えるか検証した記事はこちら
段ボール箱に入って、エアークッションにしっかりと守られて届きました。
セットになっている小物は、GoPro本体にピッタリとビニールでシュリンク包装されて一体化した状態になってました。この状態だと紛失や入れ忘れはないですね。
シュリンク包装を解いた内容です。micro SD カードと日本語の取扱説明書、充電口付きサイドドアの3つが一体化していました。
GoPro 11のパッケージを開封すると専用ケースに全てが収まっていました。
GoProの箱は茶封筒みたいな紙の袋に入っていて、バッテリーを包むもも紙製だったのが印象的でした。
GoPro HERO 11の標準セットの内容はこの通りです。
左上からGoPro 11 本体、Enduroバッテリー、USB-Cケーブル、マウント用バックル、粘着性ベースマウント、サムスクリューと専用ケースです。
取扱説明書は、標準で付属しているクイックスタートガイドと多言語対応のものに加えて、公式限定の非売品日本語取扱説明書が付いてきました。
ただ、内容はこちらのWebで確認できる内容とほぼ同じでした。表紙開いてすぐにGoPro公式ストアのLINEが書かれている違いがあります。
SDカードの種類は、時期により変わると販売ページに注意書きがされています。
今回届いたSDカードは、SUNEAST ULTIMATE PRO のmicroSDXC UHS-1 Card 64GB でした。データ転送に関係するスピードクラスを確認したところ、
- 8K,4K,フルHD,HDに対応
- 10MB/秒で一番速い
というもので性能は十分高いmicroSDカードでした。
容量64GBは、最大解像度の5.3k60fpsで約1時間、4k60fpsで約1時間、1080p60fpsで約2時間の撮影が可能です。いずれも16:9で高ビットレートの場合です。
楽天市場で「SUNEAST ULTIMATE PRO」を探すデュアルバッテリーチャージャーとEnduroバッテリー2個にUSB-Cケーブルも付属していました。デュアルバッテリーチャージャーはシンプル&コンパクトで邪魔にならない大きさです。
GoProはコンパクトでありながらキレイな映像が撮れるのですが、バッテリーの消費が早くて撮影時間が短いのが弱点です。
私は、ダイビングで余裕ある撮影時間を確保したかったので、デュアルバッテリーチャージャーがセットになったものを購入しました。
ダイビングのために買ったGoProアクセサリー
ダイビング中に動画を撮影するためには、保護ハウジングとマウントと呼ばれるGoProを取り付けるものが最低限必要です。
マウントは自撮り棒のようなものから、貼り付けて固定するものなど様々な形状があります。GoPro公式以外からもたくさん販売されていて選択肢は多いです。
今回は一番無難な公式から発売されているThe Handlerにしました。
GoPro公式サイトでの注文から3日間で届きました。とても短納期だったので、国内に在庫があったのかもしれません。
保護ハウジングは、陸上で使う穴あきのスケルトンバックドアとマウント用バックル、サムスクリューが付属しています。
保護ハウジングはパッキンのグリスアップのメンテナンスが不要で、最大水深60mの防水性を持っています。ファンダイビングでは深くても40mなので余裕の性能です。
マウントは水中での使用が想定されたThe Handlerを購入しました。約19cmの長さで持つところが柔らかくスポンジになっています。男性だと握り拳1つ分ぐらいの長さです。
フローティングハンドグリップということで、GoProを水に浮かべておけるため水中や水辺でも安心という商品です。ただ、ダイビングでは水に浮かぶかは水深によります。
私は、水深約25mで気がつかない内に手放してしまっていた際、思わず水面を見上げました。しかし、実際には水底に落ちていて、バディにGoProを拾っていただいていて難を逃れました。
ダイビングに持っていくものをまとめると、GoPro本体と保護ハウジング、マウント用バックル、サムスクリュー、The Handler です。
写真にはありませんが、予備のEnduroバッテリーがある人は忘れずに持っていきましょう。
ダイビングでGoProを持って海に入るときは、写真のような姿にセットアップします。
こんなにコンパクトで素敵な動画が撮影できるGoProは、優れものだなと目にして改めて感じます。
GoPro 11を初めて使ってみた感想
実際にGoPro 11 の推奨設定であるビデオ設定 1080p240 の動画です。初めての撮影で最低限のことを確認しただけでこれだけの動画が撮影できました。
ダイビングで2日間使用してみた感想をまとめると次の通りです。
- 本来の性能を引き出すには、プロコントロールでカメラ設定が必要
- GoProの詳細設定はアプリ経由の方が操作性が良い
- 推奨設定の1080p240は撮影後のファイルが扱いづらい
- ホワイトバランスが敏感に切り替わる
- 撮影時間30分から40分で、バッテリーの約70%を使用する
初期設定のイージーコントロールだと、
- ビデオモードの選択で、5.3kと4k、1080pを選択
- 速度で1倍から8倍スローモーションを選択
- レンズをHyper ViewやSuper View、広角などから選択
の3つの設定しか変更ができません。
これでは、設定できることが少なくてGoPro 11の良さが活かしきれないため、プロコントロールでカメラ設定が必要と感じました。
GoProの背面はタッチスクリーンになっていて、スクリーンをタップやスワイプでプロコントロールの設定が可能です。でも、タッチスクリーンが小さいためか特にタップの反応がスマートフォンに比べると悪いです。
カメラ設定はスマートフォンアプリを使うのが、ストレスを感じないのでおすすめです。
取扱説明書にある水中の推奨設定は、4k60fps 広角と1080p240fps 広角です。
撮影後、60fpsはあまり待ち時間を感じずに試聴できました。一方、240fpsはファイル容量も大きくなってしまい取り扱いにとても苦労しました。Quicktimer prayerなどの動画視聴ソフトで、設定を調整しないと途中で8倍スローモーションになってしまうなど、動画に不慣れな私はかなり混乱してしまいました。
GoProでは、デジカメのTG-6のような水中モードのホワイトバランス設定がありません。
初期設定では自動になっていて、撮影環境により切り替わっていきます。ホワイトバランスのセンサーは敏感なようで、1Diveの中でもコロコロと切り替わってしまいます。そのため、青くキレイになったり緑色でにごった感じになったりと映像がぶれてしまいます。
プロコントロールでホワイトバランスの色温度を固定できるので、最適な値を検証していきたいと思います。
4kや1080pの解像度で、30〜40分の連続撮影したところ、Enduroバッテリー残量が30%になるまで消費しました。水中の移動時間も動画撮影を続けたので、1Diveに1個のバッテリーが必要になり、予備バッテリーを2つ用意していてよかったです。見どころだけを短く撮影するのであれば、3Diveでも1個で持つのかもしれないです。
まとめ
今回購入した「【GoPro公式限定】ゴープロ HERO11 Black デュアルバッテリーチャージャー + Enduroバッテリー2個 + SDカード + サイドドア(充電口付)」に含まれる商品をまとめます。
GoPro HERO 11 と付属品です。
標準で付属しているクイックスタートガイドと多言語の取扱説明書に加えて、GoPro公式ストア限定の日本語取扱説明書が付いてきます。同じ内容はWebで見ることが可能です。
microSDカードは時期により変わるとされていますが、SUNEAST ULTIMATE PRO のmicroSDXC UHS-1 Card 64GBが付いてきました。
デュアルバッテリーチャージャーとEnduroバッテリー2個が含まれる商品です。
ダイビングで動画撮影するために最低限必要なのはハウジングとマウントです。
GoProが販売する保護ハウジングとThe Handler(フローティングハンドグリップ)を公式サイトから別で購入しました。
ダイビングに持っていくものは、写真にあるアイテムと予備バッテリーです。
GoPro 11とデュアルバッテリーチャージャーは楽天市場のGoPro公式ストアで、保護ハウジングとThe HandlerはGoPro公式サイトでそれぞれ購入しました。両方とも注文から2日間と短い納期で届きました。
64GBのmicroSDカードでは、最大解像度の5.3k60fpsで約1時間、4k60fpsで約1時間、1080p60fpsで約2時間の撮影が可能です。いずれも16:9で高ビットレートの場合です。
電源とシャッターの2つのボタンだけで簡単に操作できる上に、イージーコントロールでビデオ設定にも迷いなく動画撮影が可能です。ただし、ダイビングで使う場合は海の中で撮影環境が特殊なので、プロコントロールでカメラ設定が必要と感じました。
Enduroバッテリーは、約40分間の4k動画を撮影をして残り約30%になりました。見どころだけに絞って撮影すれば、3Diveでも1個のバッテリーで持ちそうです。
以上、GoProHERO 11 とダイビング必須アイテムの開封レビューでした。皆様の動画撮影をスタートする参考になれば幸いです。
では、また。どこかの海で。