伊豆版。ダイビングのスケジュールガイド。
ども。淳です。伊豆でする日帰りファンダイビンングのスケジュール感をシェアする記事です。
Cカード取得して初めてファンダイビングに参加するときに気になるのが、
- 実際には1日に何回ダイビングできるのか?
- 何時出発?何時に帰って来れる?
というスケジュールの組み方ではないでしょうか。
ファンダイビングの料金も安くないですし、せっかくの休日を無駄なく満喫して過ごしたいものですよね。
- 2ダイビングが基本プランになる
- 最大で3ダイビングが安全と考える方と良い
- 5時半出発、20時帰宅が標準スケジュールとなる
この記事では、1日の詳しいスケジュール感と安全面からダイビング本数が多くできない理由も説明していきます。
都内からだと残念ながら多くの場合、ダイビングは海水浴よりも早起きです。清々しい朝日を浴び、ワクワクしてダイビングスポットを目指していきましょう。
みなさまの豊かな旅行計画の参考にしていただければ幸いです。
ダイビングの1日ざっくりスケジュール
ダイビングツアーの料金プラン
- 1日2ダイビングが基本プランになる。
- オプションで3ダイビング目を申し込む。
- 早朝やナイトダイビングは別オプションで対応はダイビングショップにより異なる。
ほとんどのダイビングショップで、ガイド付きファンダイビングツアーは2ダイビングが基本プランです。
海の様子、スケジュールや自分の体調に合わせて、オプションで3ダイビング目を申し込むか決めることが一般的です。
外洋に出るようなボートダイビングでなければ、2ダイビングが終ったときにオプションで3ダイビング目に参加するか聞かれることが多いです。
ただ、ダイビングショップ側の段取りもありますので、申し込み時点で3ダイビング目に参加する可能性の有無は伝えておいた方が親切です。
ダイビングの回数別にみるスケジュール
2ダイビングの場合は、
- 午前中に1ダイビング、正午にかかる頃に2ダイビング目が終了
となります。
この2ダイビングが最小単位の基本スケジュールになります。
このスケジュールを基本としてオプションを組み合わせると
3ダイビングする場合は、
- 午前中に1ダイビング、正午頃には2ダイビング目が終了。昼食を食べて、午後に3ダイビング目
という風になります。
日帰りの場合は、多くても3ダイビングで終了する人が多いです。
泊りでダイビングに行く場合は、
- 午前中のダイビング前に、早朝ダイビングに参加する。
- 午後の3ダイビング後に、ナイトダイビングに参加する。
ことができます。
泊りの場合でも、4ダイビングが最大になります。
ナイトダイビングは別途ライセンスが必要になりますので、興味のある方はランクアップ講習を検討してみましょう。
ボートダイビングの場合も基本的には同じスケジュールとなります。
ただ、ボートダイビングでは早朝ダイビングとナイトダイビングはほとんど開催されていないです。
海外でですが、ボートダイビングで午前2ダイビング、午後2ダイビングという1日4ダイビングの経験もしたことがあります。
いずれのパターンでも無減圧停止で潜れる限界がありますので1日4ダイビングが現実的に最大になる回数と言えます。
ファンダイビングの具体的スケジュール
日帰りの具体的スケジュール
日帰りの具体的スケジュール
- 1ダイビングは、40~60分間の場合が多い
- ダイビング間の休憩は、60分間以上取るようにする。
現地型ダイビングショップの場合。9時集合の場合が多い
- 都内からだと5時半頃出発して9時にはダイビングショップに到着する
- 9時からダイビングを始めて、3ダイビング後17時頃にはダイビングショップを出発する
- 自宅には順調であれば20時頃に帰宅する。
都市型ダイビングショップの場合。6時に集合場所に集まる。
- 現地型ダイビングショップより全体的にスケジュールが1時間遅くなる。
- 10時半頃ダイビングを始めて、2ダイビング後16時頃にはダイビングスポットを出発する。
- 順調であれば19時半頃に朝の集合場所まで送ってもらい解散する。
現地型ダイビングショップを利用する場合
現地ダイビングショップには、ほとんどの場合9時集合が多いです。
9時には受付やインフォメーションが始まるので少し時間には余裕をもって向かいましょう。
経験的には、都内からだと5時半頃に出発して、途中のサービスエリアで朝食をとるなどして9時少し前に到着することが多いです。
受付手続きを済ませてから、着替えたり、ダイビング器材の準備を10時頃までに終らせます。
いよいよブリーフィング(ダイビングの説明)を受けて、1本目のダイビングがスタートです。
水中カメラ派のダイビングショップでは、1回のダイビングは40~60分の場合が多いです。
その日の海況、水温やゲストのダイビングスキルによって時間は前後します。
1本目のダイビングが終ったら、海辺やダイビングショップで水面休息を約1時間取ります。
暖かい日でも水中にいると案外体が冷えていることが多いので、暖かい飲み物などであったまりつつ2本目のダイビングに備えて休憩しておきましょう。
再度、2本目のブリーフィングを受けて、12時位からダイビングがスタートです。
2本目のダイビングが終ると13時頃になります。
少し遅めの昼食を取ったら、食後休みも含めてちょっと長く1時間半ぐらい休息時間を取ります。
海の状況、見どころや体調などを踏まえつつ、希望者は14時半位から3本目のダイビングを行います。
3本目は15時半頃にダイビングが終ります。そこからダイビング器材を洗ったり、干したりと後片付けをします。
ダイビング器材を長持ちさせるには、1日のダイビングが終った都度真水で海水を洗い流すことが非常に有効です。
シャワーやお風呂に入って身支度して、16時半頃からログブックを付けるなど今日のダイビングを振り返りします。
17時位には清算を済ませて解散という流れになります。
自宅には帰路が順調で20時頃に到着するイメージです。
帰り道は渋滞に巻き込まれることも多く、ダイビングで疲れているので適度に休憩を取りながら帰りましょう。
都市型ダイビングショップを利用する場合(送迎サービスがある場合)
都市型ダイビングショップでも大手では送迎サービスを提供していない場合が多いです。
小規模、個人経営的なダイビングショップの方が、サービスとして提供している場合が多いです。
ダイビングツアーの当日に送迎付きで対応してもらえるダイビングショップが近くに見つかると非常にラッキーですね。
基本的には現地型ダイビングショップを利用する場合と流れは変わらないです。ただ、時間が少し後ろにずれることが多いです。
では、私が普段お世話になっているダイビングショップのパターンを見て行きましょう。
6時にダイビングショップのスタッフと駅近の集合場所で待ち合わせします。
ダイビング器材は前日迄に預けておけば、着替えのみで身軽です。
同じく参加されるダイビング仲間とご挨拶を済ませたら、送迎車に乗り込みます。
車内では、仲間とのコミュニケーションを取ったり、睡眠時間にするなどゆったりと過ごします。
ダイビングスポットへの道中では、通り道の集合場所に迎えに行ったり、サービスエリアでの朝食をとります。
東伊豆(IOP)や西伊豆(大瀬崎)のダイビングポイントへ9時半ごろにリラックスした状態で到着します。
着替えたり、ダイビング器材の準備を1時間位で終わらせます。
ブリーフィングを行い、10時半頃に1本目のダイビングスタートします。
1回のダイビングは45分位の場合が多いです。
1本目のダイビングが終ると水面休息を1時間ほど取ります。
陸上では暖かくても、ダイビングで案外体が冷えていることが多いです。暖かい飲み物で体の中から暖を取ったり、昼食が遅くなるので小腹を満たすなどして休息時間を過ごしましょう。
再度、ブリーフィングを行い2本目のダイビングは13時半頃からスタートします。
2本目のダイビングは14時頃に終ります。
この後に昼食を取って、3本目のダイビングを行うにはちょっと遅い時間になってしまいます。
ほとんどの場合は、2本目で終了してダイビング器材を洗ったり干したりと後片付けををします。
シャワーやお風呂に入って身支度してから、遅くなった昼食のお弁当を食べます。
ログブックを付けたり、1日のダイビングの振り返りしたら16時頃には現地を出発します。
19時半から20時には朝の集合場所にまで送ってもらい解散です。
運転好きでも往復で約6時間の運転は楽なことではありません。行きと帰りに運転しなくて良いという事はそれだけでありがたい事です。
お酒好きならばダイビング終了後に乾杯もできますしね。
泊まりの具体的スケジュール
到着日
- 都市型ダイビングショップでも3ダイビング目が出来る
- ダイビング間の休息時間が長く取れてダイビング時間を長くできる
- ナイトダイビングをすることが出来る。(別途ライセンスが必要です)
出発日
- 早朝ダイビングが出来る
- 4ダイビングをすることも可能になる
- ダイビング後に観光して帰ることも可能になる
到着日
到着日のメリットは、時間的に余裕があることです。
都市型ダイビングショップでも3本目のダイビングをすることが出来ます。
また、水面休息時間が長く取れるので、1回のダイビング時間を長く取ることもできるようになります。
さらに、ナイトダイビングが出来るダイビングスポットであれば、ナイトダイビングに参加することもできます。
出発日
日帰りと泊まりとの違いで大きいのは、帰る日のスケジュールです。
ダイビングスポット近くの宿に泊まれば移動時間が少なく早朝ダイビングが出来ます。
ダイビングショップでゲストハウス、民宿がある場合は積極的に検討してみると良いです。
ダイビングスポットにはダイビングして良い時間が決まっています。
これは、地元漁協の方々の漁と重ならないように取り決めがされています。
伊豆半島では朝7時にエントリー開始とされていることが多いです。
6時頃には起床して最低限の身支度と水着への着替えを済ませます。
すぐに海に入るので洗顔と歯磨き程度と本当に最小限で良いと思います。
6時半にはダイビングショップへ移動してダイビング器材の準備を済ませてエントリーできる時間を待ちます。
8時頃には50分位の早朝ダイビングが終りますので、遅めの朝食をとります。
宿で朝食を食べる場合は、朝食時間を遅くしてもらうように宿の方に伝えておきましょう。
朝食後にダイビングでも良いのですが、食休みを考えると相当に早い時間になるので難しいです。
朝食後のスケジュールは、日帰りの時と同じスケジュールになります。
ダイビング本数を獲得したい人や水中カメラが好きで撮りたい生物が要る場合は、日中3ダイビングすることもできます。
ただ、多くの人は2ダイビングで切り上げて、観光で寄り道したり渋滞を避けるスケジュールにすることが多いです。
ダイビングが出来る時間は地域や季節により変わります。その地域のルールを確認して守りましょう。
なぜ1日に3ダイビングが多いのか
- 料金的な問題
- 体力的な問題
- 時間的な問題
1日3ダイビングにする理由3選は、料金、体力、時間です。
まずは、料金の問題です。
現地型ダイビングショップで2ダイビングガイドで約1万円、1オプションダイビングで約5千円がビーチダイビングに多い料金設定です。
3ダイビングで約1万5千円、4ダイビングすると2万円越えになり気軽には出来ない価格帯になります。
次に、体力の問題です。
海中で浮力を調整して浮いているので感じにくいかもしれませんが、1回に少なくても30分程の有酸素運動です。
長いと60分と長くなることもあります。60分の有酸素運動を3回以上する体力があるのかも判断基準です。
また、穏やかなところばかりではなく、しっかりと海の流れに対して泳ぐ必要があることもあります。
最後に、時間の問題です。
実は、ダイビングは24時間以内に安全にダイビングできる潜水時間がアメリカ海軍のデータや過去の研究から確立されています。
- 過去24時間以内に行ったダイビング回数とその深さで、ダイビング可能な時間と潜水可能な水深が決まる。
- 2ダイビングからは、水面休息時間が長い方が次のダイビングを長く、深く潜行することが可能になる。
- 24時間以内にダイビングしていない状態でも、15~18mに55分、27~30mに22分以内と決まりがある。
- 空気に含まれる窒素を水深により圧縮された状態で呼吸により吸収される。その窒素の排出に対し適切な対応を取る必要がある。
- 窒素の吸収と排出の関係で「無減圧限界時間」が決まっている。これを超えない潜水計画が必須になる。
詳しいことはCカード取得講習で学ぶことになります。
今は安全のために体力とお金の続く限り無制限にダイビング出来る訳ではないことを知ってもらえれば大丈夫です。
1ダイビングで約60分、水面休息時間で約1時間とダイビングスポットへの移動時間などを考えると3ダイビングが快適に過ごせるスケジュールになります。
もし、ダイビング後に飛行機搭乗など高所に行くときは、18時間以上待つ必要があります。
同様に、登山、ハイキングもあまりおすすめではありません。
まとめ:基本スケジュールを知って無駄なく休日を楽しもう
- 2ダイビングが基本プランになる
- 最大で3ダイビングが安全と考える方と良い
- 1日2ダイビングが基本プランになる。
- オプションで3ダイビング目を申し込む。
- 早朝やナイトダイビングは別オプションで対応はダイビングショップにより異なる。
- 2ダイビングの場合、午前中1ダイビング、正午にかかる頃に2ダイビングが終了する
- 3ダイビングの場合、午前中1ダイビング、正午頃に2ダイビング、昼食後に3ダイビングが終了する
- 泊まりの場合、午前中1ダイビング前に早朝ダイビング、夕方にナイトダイビングができます。
日帰りの具体的スケジュール
- 1ダイビングは、40~60分間の場合が多い
- ダイビング間の休憩は、60分間以上取るようにする。
現地型ダイビングショップの場合。9時集合の場合が多い
- 都内からだと5時半頃出発して9時にはダイビングショップに到着する
- 9時からダイビングを始めて、3ダイビング後17時頃にはダイビングショップを出発する
- 自宅には順調であれば20時頃に帰宅する。
都市型ダイビングショップの場合。6時に集合場所に集まる。
- 現地型ダイビングショップより全体的にスケジュールが1時間遅くなる。
- 10時半頃ダイビングを始めて、2ダイビング後16時頃にはダイビングスポットを出発する。
- 順調であれば19時半頃に朝の集合場所まで送ってもらい解散する。
都市型ダイビングショップのスケジュールは私が長年お世話になっているダイビングショップの例です。
到着日
- 都市型ダイビングショップでも3ダイビング目が出来る
- ダイビング間の休息時間が長く取れてダイビング時間を長くできる
- ナイトダイビングをすることが出来る。(別途ライセンスが必要です)
出発日
- 早朝ダイビングが出来る
- 4ダイビングをすることも可能になる
- ダイビング後に観光して帰ることも可能になる
宿泊をするメリットは、ナイトダイビングと早朝ダイビングが出来ることです。
- 料金的な問題。ビーチダイビングだと2ガイド付きダイビングで約1万円。1オプションダイビング約5千円。
- 体力的な問題。1回60分弱の有酸素運動になる。3回以上は大変。
- 時間的な問題。24時間以内に安全にダイビングできる時間が決まっている
以上、おすすめのダイビングスケジュールを時間とお金と安全の面からご紹介しました。
みなさまの旅行プランに役立てていただけるとうれしいです。
では、また。