【2023年6月版】伊豆のダイビング体験記:ダイビングスポットの海況レポート
こんにちは!淳です。梅雨時期でもダイビングを楽しんできました。
- 雨の日が多くてなかなかアウトドアで楽しめないな
- ウェットスーツしかないからまだダイビング寒いかな
- この季節はどのような海の生き物と出会えるのかな
6月は気温も上がりムシッと暑い気候で、そろそろ海が恋しいと思う頃ではないでしょうか。また、悪天候の日も多いですが、ダイビングは多少の雨でもどうせ濡れるので平気。
ダイビングツアーも多数掲載
今月のダイビング実績
ダイビング経験本数
- ダイビング本数は、2本
- ダイビング日数は、1日間
- 月間潜水時間は、100分(1時間40分)
6月は、台風の影響とダイビング器材のトラブルがありダイビングに1日しか行けませんでした。そのため月間で2本だけになりました。
- 10年間の累計で、567本
- 2023年の累計は、17本
今月もガイド付きでのファンダイビングが2本で、ダイビング経験本数が567本になりました。2023年では、17本です。今年は年間経験本数の前年比プラスを目指しています。
訪れたダイビングポイント
- 井田(西伊豆):1日間
井田というダイビングポイントは、三島方面から向かって行き大瀬崎から更に1つ峠を超えた場所にあります。ダイビングエリアは広くないですが生き物は豊富で、写真好きなダイバーに人気なダイビングポイントです。
約3年ぶりにアオリイカが集まっているとの情報を得て訪れてきました。
- 2ビーチエントリー
- ポイント名は、ビーチ
- 天気は、晴れで気温は29℃
- 海況は、南西風で風波あり
- 水温は、22℃
- 透明度は、5〜8m
- 最大水深は、25.6mと29.1m
水面は波立つものの力はなく砂浜からのエントリーには支障がない程度でした。水中にもうねりや流れはなく快適でした。浅い水深に浮遊物が多く靄がかかったように透明度が低かったですが、15mを超える辺りからは透明度がよくなりました。
季節で変わる伊豆のダイビングスポットの水温の違いなどをまとめた記事はこちら
6月度ダイビングポイントのハイライト
私が撮影してきた今月のダイビングで出会った生き物たちをぜひご覧ください。スライドや拡大ができる写真ギャラリーとなっています。
初めて見た生き物は、マツバスズメダイの卵とコブダイの幼魚です。
ヤギ類にマツバスズメダイの卵がびっしりと産み付けてあり、その周りを母親が守っていました。近づく生き物全てに攻撃的で、ダイバーも例外ではなく写真を取るときにシャッターを押す指を噛まれてしまいました。
卵からハッチアウトした幼魚も多く、コブダイの幼魚も見れました。他にもカラフルなものが多く人気のベラの幼魚も出てきているとのことでした。ゴンズイの群れも久しぶりに見かけました。ゴンズイも初夏に繁殖するらしいです。
目的のアオリイカは断念しました。シーズン初期の集まりがすごかった影響もあり、水中に入れてある産卵床が卵でいっぱいで、あまり集まらなくなっているようです。
6月後半は、水温も22℃まで上がり気温は30℃近くまで上がることも珍しくなくなりました。そのため何を着てダイビングするのかが悩ましい季節です。
- ガイドもゲストもドライスーツが多数派
- ロクハン(6.5mm)のウェットスーツのガイドやゲストも増えている
- 5mmのウェットスーツやフードベストはまだ見かけない
今月はダイビング日数が1日だけでしたが、私も衣替えしましたし、周りの人もロクハンにする人が増えました。ドライスーツの方はインナー薄手で日陰を選び待機と調整をされている印象です。
浅い水深では浮遊物が多く靄がかかったようなすっきりと見通せない状況が続いています。ただ、春濁り全盛期の緑や茶の潮で暗くて透明度が低い訳ではありません。深い水深には綺麗な潮が入っていたので、浅瀬も早く綺麗になることが待ち望まれます。
伊豆地方の天候トピックス
地点:静岡県稲取 | 2023年6月 | 前年5月 |
---|---|---|
最高気温 | 31.4 | 34.8 |
最低気温 | 16.1 | 15.0 |
平均:日平均気温 | 21.9 | 22.3 |
- 気温は、北・東日本でかなり高く、西日本で高かった
- 降水量は、東日本でかなり多く、北日本と西日本の太平洋側で多かった
- 平均気温年差は、0〜+1.0℃
- 降水量平年比は、130〜170%
- 日照時間平年比は、80〜100%
6月は台風2号による影響が大きくなりましたね。前線に向かって台風から暖かく湿った空気が流れ込んだ影響により、太平洋側で線状降水帯が発生して記録的な大雨が降りました。この影響で西伊豆のポイントはずいぶん透明度が落ちることになりました。
関東甲信越地方が8日ごろに梅雨入りして、梅雨前線の影響を受けやすく曇りや雨の日が多かったため、日照時間は少なくなりました。台風2号の影響を受けた記録的な大雨の影響もあり東日本太平洋側では上旬の降水量平年比が600%となり1946年の統計開始以降、6月上旬として1位の多雨となりました。
梅雨の影響が大きく天候にはヤキモキした1ヶ月でした。中でも台風は影響が大きくて、沖縄県沖など遠くにあってもうねりが伊豆半島まで伝わってきてしまいます。なので、長く停滞せずに足早に通り過ぎていただけると、暴風雨の影響も少ないしダイビングにも影響が少ないのでありがたいなと思ってしまいます。
まとめ:幼魚や卵の観察が楽しい
2023年6月度のダイビング活動は、1日間で2本のダイビングを行い、月間潜水時間は100分だけでした。6月末でダイビング経験本数は567本になり、2023年は17本です。
訪れたダイビングスポットは、約3年ぶり西伊豆の井田の1日だけです。月末の水温は22℃まで上がってきました。ドライスーツがまだ多数派ですが、ロクハンに衣替えしているガイドやゲストの方も増えてきています。
透明度は5〜8mで、5月から変わらず白く霞がかかったようなすっきりとしない状態です。台風や梅雨の雨の影響で河川からの流入が多い時期というのも影響するのかもしれませんね。
6月は、幼魚や卵、産卵シーンなどが見られる貴重なシーズンです。特に幼魚はカラフルだったり、泳ぎ方が独特だったりで人気が高い生き物です。
7月はダイビング器材トラブルなく、たくさんダイビングを楽しみたいと思います。では、また。どこかの海で。
ダイビングツアーも多数掲載