【2022年11月版】伊豆のダイビング体験記:ダイビングスポットの海況レポート
ども、淳です。2022年11月の伊豆を代表するダイビングポイントの最新状況をシェアしていく記事です。
11月にもなると天気が良い日でも気温が水温を下回る日々になりました。通称ロクハン(6.5mmの2ピースウェットスーツ)で水中はまだ快適です。ダイビング間の水面休憩が寒いので、ドライスーツに衣替えしたダイバーも増えました。ジャグジーなど準備してくださるダイビングサービスのご厚意がありがたく感謝の念に堪えません。
大瀬崎では定番で居る生きものですが、「ヒレナガネジリンボウ」のヒレ全開を写真に収められました。オリンパスのコンパクトデジカメのTG-4でも巡り合わせ良ければすごくキレイな作品になることがあります。
- 11月は2日間で4ダイビングでした。
- ダイビングポイントは、伊豆海洋公園と大瀬崎を訪れました。
- 気温約16度、水温約23度と水温の方が温かくなりました。
- 大瀬崎でもウミウシが見られ始めました。
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11月のダイビング実績
- ダイビング本数は4本
- ダイビング日数は2日間
- 月間潜水時間は176分(2時間56分)
今月は2日間のダイビングでした。祝日が2日間あったのですが、ダイビングの予定組めず、いつもと変わらない本数に終わりました。
気温も20度を下回るようになり、流石にダイビングに向かう頻度が落ち着いてきました。月に2回程度は継続していきたいとは思っています。
- 伊豆海洋公園(東伊豆)
- 大瀬崎(西伊豆)
東西の横綱ダイビングポイントに今月も訪問してきました。伊豆海洋公園は都市型ダイビングショップで、大瀬崎は現地型ダイビングショップで、ダイビングガイドをお願いしました。
伊豆海洋公園の1の根先端からもう少し進んだ水深40m付近までスペシャリティ講習に同行しました。一帯が砂地で海藻の類や岩もなく、魚もほとんどおらず、ダイバー以外の生命的なものを感じない静けさを感じる場所です。
- ファンダイビング 546本
11月はダイビング本数4本でした。年内目標550本に向けて着々と積み上げて行ってます。
ガイドダイビングは機会がなく今月もできなかったです。季節的にも来シーズンまでお預けになりそうです。
伊豆ならではの魅力が盛りだくさんのダイビングポット解説はこちら
訪れたダイビングポイント
伊豆海洋公園
- ビーチダイビング
- ポイント名は1の根
- 天気は晴れ、気温は16℃
- 海況は波高く、うねり少しあり
- 水温は22〜23℃
- 透明度は8〜10m
- 最大水深は1本目40mと2本目21.3m
1の根から水深を深く取り40m付近まで行きました。海藻の類や岩もなく、魚もほとんどいない、生きものの雰囲気を感じない殺風景な砂地です。砂地の上にひっそりと居た数少ない生きものがワニゴチという魚です。
小さなヨスジフエダイの群れです。奄美大島や慶良間など沖縄方面で大きな群れをなしている南方系のイメージが強い魚です。一緒に写っているイシモチと変わらないぐらい可愛らしいサイズ感。冬が近づいているのでできるだけ頑張ってほしいと思います。
メガネスズメダイの幼魚も見れました。顔を通るタテジマで眉がキリっとしているようにも見えます。
レンテンヤッコの幼魚です。黄色と紺色との2色でとても目立ちますし美しいです。ほぼ、日本固有種といわれてます。
伊豆の海でも色鮮やかな魚たちがたくさん見れています。
大瀬崎
- ビーチダイビング
- ポイント名は1本目 外海・柵下と2本目 湾内・右側
- 天気は晴れ、気温は19℃
- 海況は外海は少し流れあり、湾内はうねり少しあり
- 水温は21〜22℃
- 透明度は外海〜15m、湾内〜12m
- 最大水深は1本目35mと2本目25.4m
ニシキフウライウオのペアです。着いているヤギ類に色を合わせて真っ赤なのが特徴的です。トゲトゲしい身体と顔の感じがカッコ良いなと思ってみてます。
1cmぐらいの小さいクマドリカエルアンコウです。黒いクマドリカエルアンコウも別に居てクマドリカエルアンコウの目撃情報が増えています。
ハゼの仲間で、ヒレナガネジリンボウといいます。危険を察知するとすぐに穴に帰ってしまうため慎重に近づく必要がある生きものです。そっとにじり寄りヒレが全開のところを写真に収めました。特徴のピンと伸びたヒレもさることながら、その後ろのヒレが青く光り美しいです。
オオモンカエルアンコウです。クマドリカエルアンコウのような特徴的な模様はありません。でも同じくよちよちと可愛い仕草をしています。
湾内に長く住み着いているミジンベニハゼです。少し水深深めにあるビンの中で暮らしています。世代交代はしてるのかもですが、湾内を代表するアイドルです。夏の土砂災害から右側へ行くことがなかったですが存在確認できて良かったです。
カンナツノザヤウミウシという生きもので今シーズン初めての個体のようです。数mmの小ささで見つけるのが大変なウミウシです。少しずつウミウシの情報も出てきています。
カミソリウオという生きものです。ニシキフウライウオと同じ科目ですがトゲトゲがなくツルっとしています。生息場所も砂地と岩などの境目で葉っぱのようにゆらゆらしてます。
他にもスジクロユリハゼやフタイロハナゴイが見れています。ただ写真には収められませんでした。スジクロユリハゼは水温が下がり始めて敏感になっているようです。
伊豆地方の天候のトピックス
地点:静岡県稲取 | 2022年11月 | 前年11月 |
---|---|---|
最高気温 | 25.0 | 21.9 |
最低気温 | 10.5 | 6.2 |
平均:日最高気温 | 19.1 | 18.1 |
気温は全国的にかなり高かった。寒気の影響が弱く、低気圧の前面で南から暖かい空気が流れ込んだ時期もあったため、月平均気温は全国的にかなり高かった。特に、東日本では 11 月として 1 位の高温となった。
平年差(比)図を見ると
- 平均気温年差は+1〜2℃
- 降水量平年比は100〜130%
- 日照時間平年比は100〜120%
でした。
11月のトピックスは気温の高さです。東日本の月平均気温年差は+1.7℃と1946年の統計開始以降では11月として1位の高温でした。中でも下旬の平均気温は全国的にもかなり高く、旬平均気温年差は、北日本で+3.4℃、東日本で+3.7℃、西日本で+3.5℃、沖縄・奄美で+2.1℃となり、統計開始以降11月下旬として北日本では1位タイ、東・西日本、沖縄・奄美では1位の気温でした。
上旬から中旬にかけては晴れた日が多かったですが、下旬は低気圧や前線の影響をたびたび受けたため天気は短い周期で変わりました。
気温が水温を上回り寒くなったと感じていましたが、平年と比べるとかなり暖かかったようです。休みのたびに天気が荒れていた印象は下旬の低気圧や前線の影響のイメージが強く残っていたのかもしれません。
まとめ:生涯ダイビング本数546本になった
- ダイビング本数は4本
- ダイビング日数は2日間
- 月間潜水時間は176分(2時間56分)
- 伊豆海洋公園(東伊豆)
- 大瀬崎(西伊豆)
- ファンダイビング 546本
水温は22〜23℃と10月とほとんど変わらず維持してます。南方系の生きものも見られている中、冬の生きものも見られ始め、海の中が賑やかになっている印象です。
本格的なダイビング好きの季節がきました。これから水温が下がり始め大変ですが透明度は良くなる方向に向かいます。寒さ対策してダイビング楽しんでいきましょう。
では、また。どこかの海で。