ダイビング器材は買うべき?お得なのはマイ器材派?それともレンタル器材派?
ども。淳です。マイ器材を買うべきなのか、レンタルで十分なのか、お金の面でどちらがお得かをシェアする記事です。
マイ器材を買うべきなのか、レンタル器材で十分なのかは初級Cカード取得した後に悩むことですよね。
最初に私はマイ器材を推している人です。ただ、レンタル器材で始める金銭的メリットが大きいという現実もあります。
初級Cカード取得に約50,000円かかります。
今使っているマイ器材を新たに買い揃えるには約551,000円かかることが分かりました。
最初に約600,000円の大金が必要となると、ダイビングを始めるハードルが非常に高いですよね。
マイ器材の購入代金を使えば、
- 何回ファンダイビングに行けるのか
- ダイビング旅行をした方が楽しいのではないか
そう思うのも当然です。
また、そんな大金を使うほどダイビングに興味ないなと思ってしまうともったいないです。
マイ器材購入代金とレンタル器材料金を比較検証の結果です。
マイ器材購入金額は
- 都市型ダイビングショップで55日分
- 現地型ダイビングショップで110日分
のレンタル器材料金に相当することが分かりました。
年間50ダイビングする人でも
- 都市型ダイビングショップで2年以上
- 現地型ダイビングショップで4年以上
レンタル器材の方がお得になる計算です。
Cカード取得後に期間を空けずダイビングをすることは、ダイビング技術の定着に効果的です。
初めはダイビング器材にお金を使わずに、気軽にそして身軽にどんどんダイビングに通うことを考えることをお勧めします。
ダイビングになれて本当に楽しいと思えたなら、一つひとつマイ器材を揃えていくと良いです。
今回の比較検証は、ダイビング器材をお金の面でコストとだけ考えた場合です。
マイ器材はコスト以上に、技術向上、快適性、所有欲を満たす効果もあることもお忘れなく。
あと基本的に空気タンク、ウェイト、ウェイトベルトはレンタルする器材です。
マイ器材派のコスト
現在使用中のマイ器材の購入金額
現在使用中のダイビング器材の一覧です。
器材名 | 型式 | 標準価格(税込) |
---|---|---|
ダイブコンピューター | Bism Duo EX DB3600 | 75,900 |
マスク | GULL MANTIS LV | 20,900 |
スノーケル | TUSA SP451QB | 6,600 |
フィン | GULL WARP FIN | 30,800 |
グローブ | Bism ATG-3300 | 6,820 |
ブーツ | GULL 5mmミューブーツ | 9,350 |
ウェットスーツ | Bism BCROS-β スペック2 | 95,700 |
レギュレーター | Bism Beans GB3401CS | 121,000 |
オクトパス | Bism SB2600 | 30,450 |
ゲージ | Bism Beans GB4121K | 40,700 |
BCジャケット | Bism SUMERGE BC MARK2 JS3420 | 108,900 |
メッシュバック | TUSA BA0105 | 4,400 |
生産中止品は後継品を、オープン価格は標準的販売価格を調査し適用をそれぞれしています。
合計金額は、551,120円になりました。
今回の価格比較はこちらの合計金額を元に考察していきます。
マイ器材のメリットとデメリット
- 自分の顔や体にピッタリを選べるし作れもする
- 自分のダイビングスタイルにあった器材を選べる
- ダイビング器材の点検管理が明確になる
- 基本、購入するのは一度きり
たくさんのメーカーの色々なシリーズの中から、自分専用を選び揃えることができます。
ピッタリサイズの器材は寒さ対策、動きやすさ、泳ぐ力に良い影響があります。
特にウエットスーツは体温保温に大きな影響を及ぼし快適なダイビングに大きく影響します。
既成サイズだけではなく、セミオーダーやフルオーダーできます。
オーダー品にすれば、色や柄を選べて他の器材とのコーディネートもできます。
ダイビング目的に合わせた特長のダイビング器材を選ぶことができます。
例えばフィンは水中を泳ぐ能力に影響が大きいです。
外洋ボートポイントなど潮流のあるところで大きな生物観察を狙うなら、推進力の強い長いフィンを使うと楽です。
反対にマクロ生物の観察なら推進力が低くても脱ぎ履きしやすいストラップフィンの方が楽です。
重器材のレギュレーター、オクトパスとBCジャケットは、定期点検が必要です。
定期点検をしているか確実に自己管理できる安心感があります。
毎回のダイビング後のお手入れが適切か分かる安心感もあります。
後々強いこだわりが生まれてこなければ、マイ器材の購入は一度きりです。
特に重器材は故障したり、サイズが合わなかったりなど特別なことがなければ、まず買い替えることはありません。
- 維持管理コストもかかる
- 毎回の持ち運びが大変
- 器材トラブルは自己責任
購入代金の他に維持管理の固定費と持ち運びの手間がかかります。
重器材の3点は1年毎にオーバーホールに出す必要があります。
ダイビング器材の保管管理にも固定費がかかります。
多くのダイビングショップでは、器材預かりサービスをしています。
年間 20,000円〜30,000円が相場でした。(2022年6月調べ)
自宅保管することにしても、置くスペース分家賃を見込む方が良いです。
器材預かりサービスを利用しない人は、
- 都市型ダイビングショップの人は集合場所まで
- 現地型ダイビングショップの人はダビングポイントまで
ファンダイビングに参加する度にマイ器材を持ち運びする必要があります。
現地型ダイビングショップで器材預けサービスを利用するというのは、ダイビングポイントを限定することと同義です。
ダイビングを始めたばかりで現地型ショップに器材預けるのは現実的ではないです。
現地型ダイビングショップを利用するときは、
- 車移動でダイビング器材を積んでいくのが一般的
- 行きはダイビング器材を持って電車等で移動、帰りは運送便で発送してもらう
- 沖縄やその他離島は、往復ともに運送便で発送する
の3択になります。
行き帰りともにダイビング器材を持って電車移動は、想像より大変です。
濡れたダイビング器材は、重くなりますし、水が滴って周りを汚すし、自分も汚れます。
十分にダイビング器材を乾かす時間があれば良いのですが。
ダイビング後の適切な器材洗いと定期的なオーバーホール実施は全て自己責任となります。
一気に買い揃えずにダイビングの理解に合わせて揃えていく方法を解説した記事はこちら
レンタル器材派のコスト
レンタル器材料金の相場
- 都市型ダイビングショップ ・・・約10,000円/日
- 現地型ダイビングショップ ・・・ 約5,000円/日
ダイビング器材レンタル料金をリサーチした相場価格です。
ダイビングする日数分、継続して必要な固定費です。
都市型ダイビングショップのメンバーシップでレンタル器材料金が安くなることや、リゾート地のダイビングショップではレンタル料金かからない場合もあります。
レンタル器材のメリットとデメリット
- ダイビングを気軽に始めて続けられる
- ファンダイビングに身軽に通うことができる
マイ器材の購入代金を用意しなくてもよく、気軽に始めて続けていけるのがメリットです。
最初に大きなお金を使わないので無理なくダイビングに通いやすくなります。
Cカード取得直後は特に短い期間にダイビングをすることで技術の定着が早くなります。
Cカードのステップアップにお金を充てることもできます。
オープンウォーターダイバーは最大水深18mまでですが、アドバンスダイバーは最大水深30mまでと水中の行動範囲が広がります。
基本レンタルに含まれない器材の購入代金に充てることもできます。
例えば、安全性向上になるダイブコンピューターや思い出を映像で残す水中カメラやアクションカメラなどを購入することを検討できます。
マイ器材デメリットでもあるダイビング器材の持ち運びの問題がなくなります。
最低限で水着とタオルを持っていくだけでよくなり、身軽にダイビングに通えます。
ダイビング器材の準備と自宅に帰ってからの片付けが不要になります。
ダイビング器材を干して仕舞う作業を帰宅後に行うのは億劫な作業の一つです。
- ダイビング器材を選り好みできない
- 点検整備と衛生的は別問題
大手レンタカー会社のように
- 最新の物が揃っている訳ではない
- レンタル品のランク分がない
のでダイビング器材を選り好みできないです。
- ダイビング器材の耐用年数が長いこと
- 再販市場の市場規模が大きくないこと
が新しいダイビング器材へ入れ替えされない一つの要因と考えられます。
ダイビング指導団体は、マイ器材を持ち自己管理することをお勧めしています。
そのためダイビングショップもダイビング器材の購入をお勧めするスタンスです。
なのでレンタル器材の充実に力を入れておらず、ランクを選べるサービスは見当たりません。
必ずしも自分にピッタリのダイビング器材に当たらない場合があります。
マスクはフリーサイズです。シリーズにより大きさや形だったり、小顔向けや女性向けなど対象が変わってきます。
いつもマスクに水が入ってきて嫌だなと思ってたのに、マイ器材で購入したら全く入ってこなくなったとよく聞きます。
自分に合ったダイビング器材を使うことだけでダイビングストレスがなくなる事例はたくさんあります。
フィンは足サイズに合わせてもらえます。
でも、ストラップかフルフットかだったり、材質がプラスチックかゴムかなど性能を選ぶことはできないです。
ダイビング中空気消費が早いなと思っていて、マイ機材でフィンにこだわったら息が上がらず空気消費量が落ち着いたということもよく聞く話です。
ダイビング適性がないと落胆する前に、ダイビング器材が合っていないだけの可能性も検討すると良いです。
レンタル器材はダイビングに必要な最低限の内容です。
フィン、マスク、スノーケル、ブーツ、グローブ、レギュレーター、オクトパス、ゲージ、BCベスト、ウェットスーツ
ダイビングコンピューターや水中カメラやアクションカメラのレンタルしているところは少ないです。
レンタルしているダイビングショップでも基本のレンタル器材とは別にで数も多くないです。
オーバーホールなど点検整備と衛生的にキレイかは別問題です。
貸し出す側のリスク管理で定期的なオーバーホールはしているはずです。
でも確認はできないので信頼関係で成り立ってます。
安全面以外にも
- 見た目的にキレイな状態であるとは限らない
- 衛生的にキレイな状態ではない場合もある
という懸念があります。
レンタル器材は安全にダイビングできるかが大切な判断基準です。
素材が色褪せていたり、傷んでたり、ボケットのチャックが壊れてたりということもあります。
日常のダイビング器材洗いでは洗剤を使用しないです。
洗うというのは、海水を水道水で洗い流すということです。
海水が乾いたときチャックやボタンの塩噛みを防ぐのが目的です。
マイ器材派かレンタル器材派かの分かれ道
マイ器材購入金額とレンタル料金の比較結果
マイ器材の購入金額とレンタル料金を比較すると
- 都市型ダイビングショップの55日分
- 現地型ダイビングショップの110日分
に相当することが分かりました。
- 都市型ダイビングショップで約2年以上
- 現地型ダイビングショップで約4年以上
レンタル器材の方がお得になります。
マイ器材の購入金額は約551千円。レンタル料金は都市型ダイビングショップで約10千円、現地型ダイビングショップで約5千円として比較しています。
標準的な1日2ダイビングで計算すると
- 都市型ダイビングショップで110ダイビング
- 現地型ダイビングショップで220ダイビング
出来てしまいます。
年間55日間、110ダイビングできるダイバーは少ないです。
年間25日間、50ダイビングでも多い方です。
ウェットスーツ期間の6月〜10月の5ヶ月間で、土曜、日曜は45日間ありました。(2022年)
毎週末日帰りと祝日はほぼダイビングする勢いでないと50ダイビングには到達しない計算です。
年間50ダイビングする人でも、都市型ダイビングショップで2年以上、現地型ダイビングショップで4年以上、レンタル器材を使った方がお得になります。
それでもマイ器材に憧れる人へ
- マイ器材の購入金額を極力下げる
- お金面より満足度を優先すると割り切る
楽天市場やAmazonなどのネットショップで価格比較をする。
ダイビング器材の量販店とも価格比較をする。
などで購入金額を下げるように努力すると良いです。
今回の比較はメーカー標準価格をもとに比較しているのでコスト面の差は縮まると思います。
私のマイ器材はマスクとフィン以外は強いこだわりはなく、高価なダイビング器材ではありません。
それでもメーカー違いなどでもっと安いダイビング器材も購入することは可能です。
メリハリを付けてダイビング器材を選べばマイ器材購入金額を安く見直すこともできます。
お金の面ばかりではなく快適にダイビングできる満足度を優先させると割り切るといいかもしれません。
楽しく長くダイビングを続けていれば、結果的にマイ器材の方がお得になる可能性が高くなります。
まとめ:金銭的にはレンタル器材がお得
- 基本ダイビング器材+ダイビングコンピューター 551,120円
- 自分ピッタリを選べる、作れる
- 自分のダイビングスタイルにあった器材を選べる
- ダイビング器材の点検管理が明確になる
- 基本、購入するのは一度きり
- 維持管理コストもかかる
- 毎回の持ち運びが大変
- 器材トラブルは自己責任
- 都市型ダイビングショップ ・・・約10,000円/日
- 現地型ダイビングショップ ・・・ 約5,000円/日
- ダイビングを気軽に始めて続けられる
- ファンダイビングに身軽に通うことができる
- ダイビング器材を選り好みできない
- 点検整備と衛生的は別問題
マイ器材の購入金額とレンタル料金を比較すると
- 都市型ダイビングショップの55日分
- 現地型ダイビングショップの110日分
に相当する。
- 都市型ダイビングショップで約2年以上
- 現地型ダイビングショップで約4年以上
レンタル器材の方がお得になる。
- マイ器材の購入金額を極力下げる
- お金面より満足度を優先すると割り切る
ダイビング器材の購入代金とレンタル器材料金を比較すると、レンタル器材の方がお得になるという結果でした。
レンタル器材が向いているのは、
- 長く続けられるか不安で大金を支払うのに抵抗がある人
- Cカード取ったらどんどん海に通ってダイビングを楽しみたい人
- 身軽にダイビングへ通いたい人
です。
マイ器材が向いているのは、
- 長く続ける自信があり毎回のダイビング料金を安く抑えたい人
- ダイビング器材の機能にこだわりたい人
- 好きな色で統一したりおしゃれにダイビングをしたい人
です。
私がマイ器材推しで贔屓めになりますが、技術向上、快適性、所有欲を満たす効果があることも頭の片隅に置いておいてくれれば嬉しいです。
では。またどこかの海で。